家庭教師バードひろしまでは、勉強法を考える上で、次の2つを大切にしています。
- お子様が、自分に自信を持ち、自尊心を育むことができること
- お子様が、自分の特性と付き合っていくスキルを身につけていくこと

特性別の勉強法の一例
特性:不注意のケース
- 勉強を計画どおりに進めることが難しい
- 問題を解くときに、見落としなどが多く見られる
発達障害の子どもは、一般的に耳で聞くより目で見て理解することが得意と言われています。
(参考、厚生労働省「注意欠如・多動性障害(ADHD)」)
スケジュール表やチェックリスト表など目で見ることのできるツールが効果的です。
問題を解くときに、見落としなどが多く見られるという困難については、確認を習慣化するため根気強く確認を促します。
特性:多動・衝動性のケース
- 長時間勉強に集中できない
- 席にじっと座っていることが難しい
長時間勉強に集中できない場合は、15分おきなど細かく区切りをつけて学習すると集中しやすくなります。
勉強の科目を短時間で変えることで集中力を保てることもあります。
席にじっと座っていることが難しいお子様は、動きながら勉強する(暗記など)、立って勉強するなど試しながら少しでも集中できる方法を探ります。
すぐに別のことに気をとられてしまう場合は、仕切り板を使う、必要な科目だけを机に置くなど余計なものを見えなくする方法があります。
特性:処理速度が遅いケース
- 授業中、板書が追いつかない
- テストで時間切れになることが多い
予習をして内容をある程度理解しておくことで、板書がやりやすくなる。授業時間を復習として使うことになるので記憶が定着しやすいというメリットもあります。
また、見通しのつかないことが苦手で、授業に集中できないお子様も多くいます。予習をすることで授業に興味を持ちやすくなるので効果的です。
これらは、一例になります。
実際は、お子様により苦手の程度が異なったり、苦手なことが複数あったりと、ひとりひとり特性が違います。
ひとつひとつ試して反応をみて改善してまた試す・・、小さなステップを積み重ねていくことが重要です。

最後に・・親御様へのお願い
- 勉強の困っている点を理解して、お子様に合った勉強法を模索する
- お子様の自尊心を育むために褒めるなどポジティブな関わり方をする
- 親御様だけで抱え込まない(専門家・支援者を頼る)
親御様と情報等を共有して、できる限り足並み揃えながら、お子様の成長をサポートさせて頂ければと思います。